稽古内容

このような曲を習っていきます

入門編  三線の弾き方、勘所の説明、楽譜工工四(ククンシー)の見方など。歌に入る前に三線になれるため、簡単なメロディーを弾く練習をします。

次に「安波節」「秋の踊り」「四季口説」「わたりぞう・瀧落菅掻」「四つ竹」など。琉歌と発音、声楽譜について簡単に説明します。

 

初級編  野村流保存会の工工四上巻の中からおもな曲をとりあげ、声楽譜の技法について詳しくみていきます。「ごえん節」「恩納節」「辺野喜節」「中城はんた前節」など。「かぎやで風節」を演奏できるようになることが目標です。「こてい節」を含めた御前風(グジンフ)5曲を演奏できれば斉唱に参加しやすくなります。

野村流ではこの声楽譜付工工四を見ながら練習をしますが、師匠の手や体の動きを見ることも大切です。それにはなるべく暗譜していくことをおすすめします。
舞台に出るときはすべて暗譜となります。琉歌についてはいくつかの本を参考にし、発音記号を確認しながらすすめます。

 

中級編  「かぎやで風節」を演奏できれば声楽譜の基礎部分を勉強したことになりますので上巻の他の節、中巻の芸術的で重厚な節、下巻の二揚独唱曲に挑戦します。レパートリーが増えれば舞踊曲を演奏することができます。沖縄の古典らしい発声について少しでも近づけるよう練習します。沖縄タイムス社主催のコンクールに応募する方はこの段階で受験を検討するとよいでしょう。

上巻:「謝敷節」「早作田節」「平敷節」「白瀬走川節」
「大兼久節」「金武節」「出砂節」「仲順節」「仲間節」「つなぎ節」「本散山節」「ちるれん節」「 本嘉手久節」「港原節」「本田名節」「大田名節」「あがさ節」「花風節」「揚作田節」「真福地のはいちょう節」などいわゆる端節。


中巻:
「稲まづん節」「伊野波節」をはじめ、(ンカシ)節5曲「作田節」「ぢゃんな節」「首里節 」「諸鈍節」「暁節」、ほかに「天川節」「柳節」など。


下巻: 二揚独唱5曲「干瀬節」「子持節」「散山節」「仲風節」「述懐節」のほかに「百名節」や「よしゃいなう節」「立雲節」「白鳥節」「浜千鳥」など 

また拾遺からも「口説」等舞踊で使用されるものを選びます。野村流古典音楽保存会の教師免許取得をめざす方はこのレベルの曲目を習得するとよいでしょう。
 
 

上級編  大きな舞台で独唱することができる、中巻所収のさらに長い大昔(ウフンカシ)節を暗譜して舞台で演奏できる、組踊に挑戦したり舞踊地謡(ジウテー)をつとめることができるレベルです。師範、もしくはそれをめざす段階ともいえます。

代表的な独唱曲:「仲村渠節」「赤田風節」「本花風節」
「下出し仲風」「下出し述懐」「本調子仲風」「本調子述懐」

大昔節5曲:「茶屋節」「昔蝶節」「十七八節」「長ぢゃんな節」「仲節」 ほかに「今風節」

代表的な舞踊曲:「作田」「諸鈍」「天川」「柳」「瓦屋」「本貫花」「本嘉手久」「花風」「本花風」「かせかけ」「高平万歳」「松竹梅」など。他に「鳩間節」「谷茶前」「取納奉行」などの早弾き曲。

以上は一般的な習得曲の一部です。地謡をつとめる場合は立ち方(舞踊家)にあわせた特別な訓練を要しますので専門家の指導が必要でしょう。機会があれば沖縄での公演や沖縄からやってくる公演にぜひ足を運んでみてください。




 

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